車に興味が無かったので、僕自身最近まで全く意識したことがなかった車購入時の「残価設定型ローン」、略して残クレ。
これ、めちゃくちゃメリットばかり押されすぎてて、一見めっちゃお得!と思ってしまうんですが、絶対契約しちゃいけないやつだと思います。
なぜなら、この残クレに手を出すと
車のローン地獄から一生抜けだせなくなりますからね。
ゴール地点は、損をするか、一生ローンを払い続けるかの二択になってくるかな、と思いますよ!
今回はその内容について詳しく書いていきます。
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目次
そもそも残クレ(残価設定ローン)ってなに?
「車にそこまで興味はないけれど、必要だからお得に乗りたい。」
これはほとんどの人が考えていることだと思います。
そして、そんな期待に見事応えたのがこの残クレとディーラー営業マンは言うかもしれません(笑)
これがどういったものなので、本当にお得なのか。
トヨタのページをのぞいてみました!
車両本体価格の一部をあらかじめ残価(=3年後や5年後の予想下取り価格)として据え置き、残りの金額を分割でお支払いいただくプランとなります。通常のクレジットよりも月々の支払い金額が抑えられます。月々の支払い額を抑えつつ、次のクルマへ乗り換えられるので「一定期間で新しいクルマに乗り換えたい方」、「ライフステージに合わせてクルマのサイズアップ・ダウンを考えている方」、「月々の支払い金額を抑えながらワンランク上のクルマに乗りたい方」に向いているプランです。
引用元:トヨタ
要は、例えば車の50%の金額でディーラーが買い取ることをある程度保証するから、残りの50%を5年かけて分割で支払ってね。
5年終わったら、
- 車両を返却する
- 新しい車に乗り換える
- 車をお買い上げ(一括清算・再ローン)
この3つの選択肢から選んでね。って感じ。
①、②の場合は、車種によっては、現金が戻ってくる場合も結構あるみたいですね。
こんな話を聞くと、
月々の支払が安くて、契約期間終了後にお金が戻ってくる可能性もあって、それで新車に乗れるなんてめちゃくちゃお得じゃん!
と思うかもしれません。
どうして残クレはやめた方が良いのか?
さて、お得と見せかけたこの支払方法。
実はめっちゃデメリットがあります。
(1)所有者がディーラー
せっかく高い買い物をしたのにずっと借りている状態で、所有者がディーラーです。
(2)走行距離の制限
走行距離が月間約1000キロくらいに制限されます。
契約終了時に超過していた分は追加料金となる模様です。
(3)事故ったら全額支払いの可能性も
車が事故って廃車になってしまったら、借金だけ残って車は残らない、なんて地獄のような状態に追い込まれることも・・。
(4)そもそも金利が高い
金利が1.9%~4.9%と、メーカーや車種によって違いがあります。
1.9%なんかの時はメーカーが売り出したいときに適用されるようですが、基本的には3%~4%付近が多いですね。
(5)車両価格全体に金利がかかる
これ、多分自分が営業マンだったら、説明しないかもなぁって思うのですが、月々の支払いは残価を引いた分の金額だけなのに、金利は車両価格全体にかかってくるんですよ!!
例えば400万円の車で残価50%の場合は、月々の支払いは400万円の50%の200万円なのに、金利自体は400万円にかかってくるということです。
てことは、
「元本に対して支払い額が少ない=元本が中々減らない=金利の支払い総額が多くなる」
なんてことになります・・。
(6)支払い終了後の出口に問題
支払い終了後の選択肢のうち、再ローンを組んで、そのまま購入したいとなった場合、残クレでは低金利で利用できていたのに、再ローンでは標準の高い金利を適用される場合が結構多いようです。
そうすると、そんな古くなっている車に高い金利を払うんだったら、新車に乗り換えてもう一回残クレで今までどおりの安い月額で続けようって普通なりますもんね。
こんな感じでメリットを生み出すために、色んなことを犠牲にしている
残クレのメリットとしてよく挙げられる、
- 月の支払い額が安くなる
- 3~5年サイクルで車の乗り換えができる
- 残価が保証されている
を生み出すために、さきほど挙げたようなデメリットが生み出されているということです。
というか、ディーラー側からしたら、
新車が3~5年サイクルで売れて、金利もたくさん入って、状態の保証された中古車が仕入れられる。
車に問題があった場合は、全部契約者の責任。っていう安定感。
自分が営業マンだったら、こんな美味しい商品めちゃくちゃ売るよ!!って話ですよね(笑)
ディーラー側にほとんどリスクがなくめちゃくちゃ有利じゃんっていう←
逆に言うと、メリットの割にデメリットが多くて、消費者的にはやめた方が良い事もわかりますよね!
残クレに向いている人という内容にツッコミを入れてみよう
ここで、中古車販売業者のガリバーが運営しているnoricoというサイトの記事から「残クレが向いているのはこんな人」っていう部分があって面白かったので紹介します(笑)
では、実際に車を購入する際に残クレが向いている人はどのような人なのでしょうか。
- 住宅の家賃や学費などの負担があり、新車は購入したいが月々の出費を抑えたい人
- 子供の誕生や独り立ちなどライフステージの変化に合わせて、車を乗り換えたいと考えている人
- 新車を購入するためのまとまったお金がない人
- 将来、購入した車を売却する予定だが、中古市場で車の価値が下がってしまうことが心配な人
引用元:norico
ツッコミどころが満載なので、お付き合いください(笑)
まず一つ目
「住宅の家賃や学費などの負担があり、新車は購入したいが月々の出費を抑えたい人」
「子供の誕生や独り立ちなどライフステージの変化に合わせて、車を乗り換えたいと考えている人」
これを見ると、この残クレがお得に活用できる人って、ほんとに一部の人だけなんじゃないかな。と感じてしまいますね。
まとめ
僕としては正直、月の固定費を削減したいからと言って、残クレに手を出すのはあまり良い手だとは感じません。
車が必要で、なおかつ月の固定費を削減したいと考えるなら、残クレでお得に感じたとしても、新車は選択肢から外すべきなんじゃないかな?となんとなく感じられたのではないかな?と思います。
ざっくりと計算してみたのですが、やっぱり新車は少なくとも中古車の倍以上の月の固定費がかかります。
それでも、新車に乗りたい、残クレを活用してみたい!という人は、しっかりと考えたうえで、営業マンの言いなりにならないように気を付けてくださいね!